玄関 鍵が入るけど回らない 玄関扉 が開けられない

参考【鉛筆の黒鉛を使用して鍵のすべりを良くする方法】もご参考にしてください。
黒鉛はシリンダー内部の部品が滑らかに動くように製造時にも使用されていますので、効果は期待できます。

■日常の鍵の操作や鍵穴へのイタズラなどで、鍵穴内部に異物（ゴミ、ほこりなど）が混入して蓄積し、 ”鍵が奥まで挿入できない” ”鍵が回らない” などの症状となる場合があります。

鍵が奥まで挿入できないと鍵の形状（カギ山やディンプルの場所）とシリンダー内部のタンブラーと呼ばれる部品の位置が合わず鍵が回らない状態（正しい鍵が挿入されていない状態）となります。

掃除機で鍵穴を吸引してみたり、エアークリーナーで鍵穴に空気を噴射してみると取り除ける場合もあります。

鍵穴から、異物を確認できる様な程度でしたら、小さな安全ピンやスプリングフックなどで異物を引っ掛けて取り除ける可能性もあります。
ただし、夜間など周囲が暗く鍵穴の中を確認できない場合は、むやみに鍵穴をいじることはやめておきましょう。
あまりやり過ぎると鍵シリンダーの破損にもつながりますので、ある程度トライしても鍵穴内部の異物が取り除けないようでしたら早めに鍵屋に依頼した方が賢明です。

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玄関ドアのゆがみや立てつけの悪さにより錠ケース内の”デッドボルト（かんぬき）”が、ドアの枠部分に押し付けられ鍵の回りが悪くなっている場合があります。
（この場合は、ドア内側のサムターンで鍵を開けようとしても同様な症状となります。）
これが原因の場合、ドアを少し持ち上げながら鍵を回すと鍵がスムーズに回ります。

鍵の修理ではなく玄関ドアの立てつけを調整する必要があります。 同時にドアクローザーのアームが外れていないかもチェックしておきましょう。

この状態は、長期間に渡りデッドボルトに負荷がかかっていたことが考えられます。
デッドボルトががたついている場合は、錠ケースの交換が必要となる場合があります。

また、引き違い戸錠でもレールのがたつきなどで鍵の位置が合わずあかなかったり、回らなくなる場合もあります。
引き戸や引き違い戸でも同様にドアの立てつけの確認が必要です。

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デッドボルトの汚れ

デッドボルトは、施錠や開錠の際に錠ケースとストライク（ドア枠のデッドボルトを受ける部分）の間で動くため、汚れが付きやすい部品の一つです。

デッドボルトに汚れが付着し動きが悪くなると鍵の回りがが固くなり、無理に鍵を回そうとした際にシリンダーが破損したり鍵が折れたりすることもあります。

鍵の回りが固くなってきた場合は、デッドボルトが汚れていないか確認しましょう。

ディンプルキー鍵の表面の汚れや表面のディンプルのつまり

玄関ドアの鍵として良く選択されるディンプルキーは、鍵の表面にディンプルと呼ばれる小さなくぼみが様々な角度で多数あいた形状をしています。

この表面のディンプルひとつずつに、鍵シリンダー内のピンが対応しており、ピンとディンプルの対応が取れることにより鍵を回すことが出来ます。
【参照：ディンプルキー構造】

しかし、鍵の表面にあるディンプルが汚れなどでふさがれてしまった場合は、鍵とピンとの対応が取れなくなり鍵が回らない状態となってしまいます。

ディンプルキーが回らない場合は、鍵の表面のディンプル（くぼみ）が汚れで詰まっていないか確認しましょう。
もし、詰まっている場合は、汚れを落とし鍵の表面をきれいにした状態で鍵を回せるか試してみましょう。

キーの変形や経年使用での摩耗

外力による鍵の変形や長年の使用での鍵山の摩耗による変形も鍵が回らない原因の一つです。 この場合、鍵が鍵穴に入りずらい状態になっているので無理に入れることはやめて鍵の点検をしましょう。