電子錠 電気錠 とは

2026年6月19日

電子錠と電気錠は、見た目が似ていても電源方式や解錠の仕組みが異なるため、症状に合わせた確認と対応が必要です。
この記事では、電子錠・電気錠の違い、緊急時の確認ポイント、依頼前に準備しておきたい情報を分かりやすく解説します。
電子錠や電気錠が開かない、反応しない、電池切れや停電で使えないなどのトラブルは、鍵屋へご相談ください。

  • 電子錠と電気錠の違い
    電池で動くタイプは電子錠、建物側の配線や制御盤と連動するタイプは電気錠と呼ばれ、電池交換・停電時の動作・修理方法が異なります。
  • 電池切れや停電時の確認
    電子錠の場合は電池切れ、電気錠の場合は停電や制御機器の不具合が原因になることがあります。
    外部給電端子、非常用シリンダー、物理キーの有無を確認しましょう。
  • 無理な操作はお控えください
    暗証番号を何度も入力する、強くドアを引く、カバーを無理に外すなどの行為は、電子部品や錠前本体を傷める原因になります。
    反応しない場合はそのままの状態でご相談ください。
  • 鍵屋へ相談する目安
    電池交換をしても開かない、アラーム音が鳴る、カードキーや暗証番号が反応しない、停電後に施錠・解錠できない場合は、電子錠・電気錠に対応できる鍵屋へ相談しましょう。
  • 依頼前に準備する情報
    製品メーカー、型番、設置場所、電池交換の有無、アラーム表示やエラー音、非常用キーの有無をお知らせいただくと、対応可否や費用目安をご案内しやすくなります。

シリンダー錠のトラブルに比べると頻度は少ないものの、電子錠や電気錠の解錠依頼をいただく場合があります。

夜間・深夜など、電子錠や電気錠の解錠トラブルでお困りの際は、お気軽にご相談・お問い合わせください。

帰宅時に玄関の電気錠・電子錠が反応しない、開かないなどのトラブルに緊急対応いたします。

電気錠・電子錠のトラブル24時間対応

電子錠や電気錠のトラブルは、事前に取扱説明書を読んでおけば、ご自身で対応できる場合もあります。

そこで、このページでは「電子錠」と「電気錠」がどのような錠前で、どのような仕組みになっているか、一般的な内容を解説します。

電子錠と電気錠の違い

電子錠と電気錠の大きな違いは、電源の取り方にあります。

電子錠は電池で動くタイプが多く、配線工事が不要なため、後付けしやすくメンテナンスもしやすいのが特徴です。
一方、電気錠はAC100Vなどの電源配線から常時給電されるため、建物の入退室管理やオートロックなど、安定した運用が必要な場所に向いています。

それぞれの仕組みや特徴を理解しておくことで、設置場所や使い方に合った鍵を選びやすくなります。

電源の違い

電子錠製品と電気錠製品の一番大きな違いは「電源」にあります。

電子錠の電源(電池式)

電子錠は、ほとんどの製品が本体に内蔵された一次電池(アルカリ乾電池やリチウム電池など、単3形4本でDC 6Vが一般的)を電源としています。

電池切れを起こす前に、LEDの点灯やアラーム音でお知らせする警告機能が備わっています。
万が一、完全に電池切れとなった場合でも、外部から一時的に9V角型電池などで電源を供給して動作させることが可能です。
また、目隠しフタに隠された物理的な非常用シリンダーを使って解錠できるタイプも多く、締め出しに遭わないための工夫が施されています。

電気錠の電源(配線式)

建物のAC 100Vの商用電源から電気を供給するため、取り付け時には有資格者(第二種電気工事士以上)による電気配線工事が必要となります。

常時給電のため電池交換の手間はありませんが、停電時には動作しなくなる点に注意が必要です。
一般住宅用の電気錠では、停電時に防犯性を維持するために自動的に施錠状態を保持する「フェールセキュア」機能が標準となっています。
この場合、非常用シリンダー(物理鍵)を使って解錠する必要があります。
(※オフィスやビルの避難経路など、設置場所によっては停電時に自動解錠する「フェールセーフ」に設定される場合もあります)

構成の違い

用途や使用箇所に合わせて使い分けられるため、システム全体の構成も異なります。

電子錠の構成

錠前製品単体をドアに設置する独立型がほとんどです。
新築時の主錠としてだけでなく、後付けの補助錠としても広く使われています。
主錠として新規設置する場合はドアへの穿孔・加工が必要ですが、既存の鍵からの交換であれば、ドアの厚みやバックセットが合う製品を選ぶことで、ドアに大きな改造を加えることなく取り付け可能です。

電気錠の構成

電気錠は、ドア扉や門扉に取り付けられる「錠前本体」と、屋内に設置される「制御盤」や「操作盤(モニター画面)」などで構成されるシステム製品です。
基本的には新築時や大規模改修時の主錠として導入されます。
設置にあたっては、制御盤・操作盤の電源工事だけでなく、それらの機器からドアの錠前本体へ壁や扉の内部を通して有線配線(通電金具の設置など)を行う必要があります。

【システム構成例】
電気錠本体 + 制御盤 + 外部入力装置(暗証番号、非接触ICキーリーダーなど) + 屋内操作盤

電気錠の構成
電気錠のシステム構成事例

UI(ユーザーインターフェース・操作方法)

電気錠システムは、リモコン、テンキー、インターホン連動、顔認証ユニットなど、カスタマイズできる操作機器(UI)の種類が非常に豊富です。
ただし、機器を追加・変更するたびに有線での配線工事が必要となります。

一方の電子錠は、単体製品でありながら最初から豊富な認証機能を備えているものがほとんどです。
タッチパネル(暗証番号)、ICカード(交通系ICカードなど)、指紋認証、スマートフォンアプリ(Bluetooth/Wi-Fi連動)、スマートウォッチ、専用スマートキーなど、ライフスタイルに合わせて柔軟に使い分けることができます。

電子錠イメージ図

代表的な電気錠・電子錠製品

以下は、業界で広く導入されている代表的なメーカーと製品・システムの一覧です。

電気錠システム(配線式)

  • 美和ロック(MIWA): iELシリーズ、iEL Zero、PicoA、AUTA、AL3Mなど
  • パナソニック(Panasonic): 電気錠操作器(WQN4503W、WQN4103Wなど ※美和ロック等の電気錠と組み合わせて使用)

電子錠・スマートロック(電池式)

  • 美和ロック(MIWA): DTRSシリーズ、PiACK II / PiACK III、TK5LT
  • アルファ(ALPHA): edロックPLUS
  • GOAL(ゴール): AtoM-EG
  • イージスゲート(AEGIS GATE): イージスゲート
  • フキ(FUKI): インターロック(INTER LOCK)
  • 山本商事: REMOCK(リモコンロック)

電気錠や電子錠が「反応しない」「開かない」などの緊急トラブルの際も、ぜひ当センターへご相談ください。
電気的・機械的な故障で動作しない場合でも、ドアの状況に合わせてドアスコープ解錠(特殊工具による内側サムターン回し)や、戸先・クレセント部分へのアプローチなど、最適な方法で確実に解錠いたします。

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