ディンプルキーの仕組み | 通常の鍵に比べ防犯性に優れた鍵です

2026年7月11日

ディンプルキーの構造

ディンプルキーの基本構造

ディンプルキーの基本的な構造

ディンプルキー外観

ディンプルキーは、鍵の表面に大きさや深さ、位置、角度などが異なる複数のくぼみ(ディンプル)があるのが特徴です。

構造としては、「ピンシリンダー錠」の一種に分類されます。

ディンプルキーでは、表面の個々のディンプルにシリンダー内部のピンが1:1で対応しています(一部、防犯性を高めるためのダミーのディンプルが設けられている場合もあります)。

ディンプルシリンダーに正しい鍵を挿入すると、シリンダー内にあるピンがシアライン(外筒と内筒の境目)上に一直線に整列します。これにより、外筒と内筒の回転を妨げる障害物がなくなり、内筒(鍵穴)が回転する仕組みです。

この鍵穴の回転が錠前本体に伝わり、デッドボルト(かんぬき)が動いて施解錠されます。

ディンプルキー/シリンダー

【外観と外筒・内筒】
ディンプルキーの挿入状態【外観】

●左記は、ディンプルキーをシリンダーに挿入した状態です。

ほとんどの製品が裏表関係なく、リバーシブルに挿入可能です。

鍵穴への挿入感もスムーズで、使い勝手が良いのが特徴です。

内筒と外筒の構造【外筒と内筒】

●ディンプルキーシリンダーは、主に外筒と内筒の2つの部品に分かれます。

外筒と内筒には、鍵の内部部品(スプリングやピン)を収納するための穴が多数開けられています。

【シリンダー内の各ピンとディンプルキーとの対応】
シリンダー内下ピンとディンプルキーの窪みの対応【ピンとディンプル】

●左図は、ディンプルキーのくぼみと、シリンダー内で直接鍵に接触する「下ピン」との対応を示しています。

くぼみの大きさや深さに合わせて、長さの異なる下ピンが使われます。

【ディンプルキーの動き】
ディンプルキー挿入の上ピン、下ピンの動き

●上記は、シリンダーに鍵を挿入していない状態です。

この状態では、上ピンが内筒と外筒の境目(シアライン)をまたいでいるため、内筒は回転できません。

●上記は、ディンプルキーが挿入された状態です。

挿入されたディンプルキーのくぼみが下ピンを押し上げ、上ピンと下ピンの境目がシアライン上に整列します。

内筒の回転を妨げる障害物がなくなるため、鍵を回すことができます。

(上記のグレーの部分がディンプルキーのイメージです。)

【異なるディンプルキーを挿入した場合】
正常なディンプルキー挿入時のシアライン適合しないディンプルキー挿入時のシアライン

●正規のディンプルキーを挿入した場合は、各ピンの境目がシアライン上に一直線に整列します。

●配列や深さが異なる不正な鍵を使用した場合は、ピンがシアライン上に整列しないため、内筒は回転しません(ピッキングなどの不正開錠を防ぐ仕組みです)。

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●近年のディンプルキーは、鍵の側面や斜め側にもくぼみを設けてピン配列をさらに複雑にしたものや、ドリル破壊への耐性を高めるために特殊鋼を用いた製品が主流となっています。
また、不正な合鍵作成を防ぐため、メーカーへの「登録制(ユーザー認証システム)」を採用した製品も増えており、より防犯性が高まっています。

ディンプルキーへの鍵交換をご検討の際など、お気軽にお問い合わせください。

ディンプルキーの紛失による鍵開けなどのトラブルは、高度な技術を要する場合が多く、通常は特殊なスコープ等を用いて開錠を行います。
ただし、防犯サムターンが使われている場合など開錠が極めて困難な状況では、破錠(鍵を壊して開けること)対応となるケースもあります。合鍵の作製も通常より日数がかかるため、ディンプルキーの管理には十分お気をつけください。

ディンプルキーの不具合に関しては、下記のリンク先もご参考にしてください。

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Posted by WpX-Manager