タンブラー | シリンダー錠内で内部シリンダーと外部シリンダーをロックする部品

シリンダー錠内でシリンダーの回転をロックする障害物として作動する部品
タンブラーとは
タンブラーとは、シリンダー錠において、正しい鍵が挿入されていない状態でシリンダー(内筒)が回らないようにロックしている障害物のことです。
鍵が挿入されることにより、タンブラーがロックを解除する位置(内筒と外筒が回転できる境界線)に移動します。これによって内筒と外筒の間の障害物がなくなり、鍵を回せる状態になります。
タンブラーは、その形状により主に「ピンタンブラー」と「ディスクタンブラー」に大別されます。
ピンタンブラー錠
タンブラーがピン(円柱)形状をしている鍵のことです。
ピンは上ピン(トップピン)と下ピン(ボトムピン)に分かれており、鍵を差し込むことで、すべてのピンの切れ目がシリンダー外枠との境界線(シェアライン)に揃い、鍵が回るようになります。【図1】
※ディンプルキーもピンシリンダーに分類されます。
ディンプルキーは、鍵の表面にある小穴(ディンプル)にピンタンブラーが1対1で対応しています(ダミーピンがある場合もあります)。ディンプルの位置や数、ディンプルに対するピンの角度を多次元に配置できるため、非常に鍵違い数が多く、防犯性の高い構造となっています。
ディスクタンブラー錠
タンブラーがディスク(板)状をしている鍵のことです。
鍵を差し込むことで、外筒に飛び出していたディスクタンブラーがシリンダー内側に収納され、鍵が回るようになります。
ダブルディスクタンブラーや、ロータリーディスクタンブラーなどの種類があります。【図2】
【代表例】ロータリーディスクタンブラー錠(MIWA U9)
ロータリーディスクタンブラー錠の代表格が「MIWA U9」です。
MIWA U9のロック機構は、ロータリーディスクタンブラーとロッキングバー(回転をロックしている部品)が組み合わされた機構となっています。正しい鍵を挿入することにより、すべてのロータリーディスクタンブラーが整列し、ロッキングバーがその溝に収納される位置に落ち込むことで、初めて回せる状態となります。
ピッキングを試みても直接ロッキングバーを操作することができないため、極めて高い耐ピッキング性能を有しています。
下記の動画は、鍵を挿入することによりロータリーディスクタンブラーが整列し、ロッキングバーが収納される動きを示しています。



