一人暮らしをはじめた女性が取り組みたいお部屋の防犯対策
引っ越しのあとは一人暮らし
3月から5月にかけて故郷を離れて都会で独り暮らしをはじめる方が多くなります。
知らない都会のアパートやマンションでの生活は、楽しみがあるいっぽうで不安もたくさんあるものです。
学校や会社で緊張した時間を過ごした分、家ではゆっくり休みたいですね。
リラックスするためにも、お部屋の防犯対策はちゃんとしておきたいですよね。
特に女性の一人暮らしは狙われやすいこともあるので十分な対策をしておきましょう。
侵入犯罪はどのくらい起きているの
空き巣(留守宅へ侵入)、居空き(在宅中に侵入)、忍び込み(寝ているすきに侵入)など侵入犯罪はどのくらいおきているのでしょうか?
東京都での侵入窃盗の件数も年々少なくなっているとはいえ平成30年で一日当たり約86件発生しています。
出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html)
また、侵入窃盗のうち殺人・致死、傷人、強姦になる件数も、平成30年で139件の被害が出ています。
どこから入ってくるの
6割近くが窓からの侵入と一番多いようですね。
アパート・マンションの高層階でも半分以上が窓からはいってくるようですので気をつけましょう。
出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html)
出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html)
どうやってはいってくるの
鍵をかけていないタイミングでの侵入が一番多く、玄関ドアや窓はピッキングなどの不正開錠手段や壊して入ってくる方法が多いようですね。
出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html)
出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html)
アパートやマンションの防犯対策
どこからどのような手口で入ってくるか想像できたでしょうか?
想像できたら安心できるように防犯対策をしたいものですが、アパートやマンションなどの賃貸住宅では賃借人がどこまで触ってよいものなのか分かりずらいものです。
新しい鍵に変えてもいいのか?
追加の鍵を取り付けてもよいのか?
窓に格子をつけるにしても壁に穴をあけてよいものかどうかも気にかかりますよね。
賃貸住宅で防犯対策を始める前に
賃貸住宅で防犯対策をするまえには、賃貸人(大家さん)との賃貸契約書を確認して迷えば確認しておくことが大切ですよ。
壁に穴をあけたり、鍵の取り換えを勝手にすると退去時に原状回復の費用負担でトラブルになることがありますからね。
賃貸契約書に記載がなければ入居者入れ替え時の鍵交換(シリンダー交換)費用負担の義務は、大家さんにはありません。
原状回復でトラブル前に
原状回復については、下のガイドラインがでています。
[1] このガイドラインは、賃料が市場家賃程度の民間賃貸住宅を想定しています。
[2] このガイドラインは、賃貸借契約締結時において参考にしていただくものです。
[3] 現在、既に賃貸借契約を締結されている方は、一応、現在の契約書が有効なものと考えられますので、契約内容に沿った取扱いが原則ですが、契約書の条文があいまいな場合や、契約締結時に何らかの問題があるような場合は、このガイドラインを参考にしながら話し合いをして下さい。
原状回復を「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と定義し、その費用は賃借人負担としました。
そして、いわゆる経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は、賃料に含まれるものとしました。
出典:国土交通省から「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について(http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html)
入居時 一人暮らしをはじめた女性が取り組みたい防犯対策
ドアの防犯対策
使われていた場合は、鍵交換を行う。
※鍵交換の費用負担は、賃貸借契約書またはガイドラインに従う。
※1 ピッキング被害が多発したMIWAディスクシリンダー外観
ドアの穴あけ加工が不要な補助錠もあります。
窓からの侵入対策
窓の防犯対策としては、
などがあります。
暮らし始めてからの防犯 一人暮らしをはじめた女性が取り組みたい防犯対策
(表札は出さないか、部屋番号のみの表記にとどめる。)
(※2犯罪発生情報や防犯アラーム機能を持つ警視庁犯罪抑止対策本部が運用管理するアプリ。ダウンロード先は警視庁ホームページ参照。)
防犯対策は住いに合わせて臨機応変に
防犯対策は、お住いの環境によって臨機応変に取り組みましょう。
住いの防犯対策をしっかり行って、ストレスを少なく一人暮らしをしたいものですね。