防犯性の高いディンプル錠への鍵交換もおすすめです
鍵のけた違い数が膨大で耐ピッキング性能に優れたディンプル錠
鍵と言えば、側面がギザギザの形をした鍵を想像しますね。
そんな中で、ときどきギザギザがなくて、表面や側面に小さな穴がたくさん彫ってある鍵を見かける場合があると思います。
この表面に穴がたくさんある鍵(キー)のことをディンプルキーと呼び、この鍵に対応した鍵穴部分をディンプル錠と呼んでいます。
ディンプルキー(ディンプル錠)
■刻みキー(鍵にギザギザの鍵山があるタイプの鍵)とは異なり、鍵の表面に小さな穴(dimple)が多数空いたタイプの鍵。
ピンタンブラー錠と呼ばれるシリンダーのタイプに分類され、鍵違い数(同一の製品で、異なる鍵が存在できる数)が億単位の製品が多数あります。
■ディスクシリンダーに比べ、耐ピッキング性能に優れ、またドリリングに対応した製品も多くあり防犯性が高い鍵となっています。
■鍵穴にリバーシブルに挿入出来、ソフトな挿入感覚の製品が多く操作性にも優れています。
■ディンプルキーは、構造上、鍵の表面の小さな穴(dimple)に、ホコリや異物が入り込む場合があります。
ディンプルキーの穴がふさがりますと、鍵表面のdimpleの配置パターンが異なることになりますので、鍵が開かなく(回らなく)なってしまいます。
ディンプルキーを使用する場合は、鍵を清潔にするなどメンテナンスが大切です。
■ご興味がありましたら、こちらの【ディンプルキーの基本構造】も参考になりますのでご参照ください。
ディンプルキー 鍵メーカー
■多くの鍵メーカーが防犯性の高いディンプルキー製品を発表しています。
- ①WEST社 : リプレイスWEST916,917シリンダー、333(引き違い戸 召し合わせ錠)
- ②MIWA :ECシリンダー、JNシリンダー
- ③GOAL社 :V18、GRAND-V
- ④KABA :カバスター、カバスターネオ
- ⑤ユーシンショーワ :NXシリンダー
- ⑥ALPHA :FBロック
- ⑦エイ・エス・アイ :ロイヤル★ガーディアン
- ⑧ティアキー : FUKI、HORI
- ⑨クラビス : F22 Q18
ディンプルキーへの鍵交換もお気軽にお問い合わせください!
ディンプルキーの鍵違い数が多いとはどういうこと
この鍵違い数とは、何のことでしょうか?
鍵違い数とは、同じタイプのディンプル錠が持つことができる鍵(キー)のパターン数のことです。
このパターンは、鍵穴内部のピン(タンブラー)がとることのできる状態とピンの数によって決まってきます。
その数は、ピン(タンブラー)がとりえる状態の数にシリンダー内のピンの数を乗じた値になります。
例えば、ひとつのピンが4つの状態を取れる場合に、シリンダー内に5本のピンがあるとすると、4の5乗=1024通りの鍵違い数の鍵が作成できます。